訃報・追悼のご報告
みどる中高年発達障害当事者会は、このたび、会の創立者の一人である鈴木俊行氏が2025年4月11日にご逝去されましたことをご報告いたします。
鈴木俊行氏への感謝と追悼
わたしが初めてみどるに参加したのは今からちょうど10年前の2015年4月15日のことでした。
右も左もわからぬ中、鈴木氏は温かいご配慮と親身なご助言で、当時のわたしの悩みに真摯に向き合ってくださいました。
また、当時は成人の発達障害を診断可能な医師が非常に限られ、初診まで年単位の待機が常態であった中、鈴木氏はご自身の主治医に相談の機会を設け「一名であれば引き受けてもよい」というお言葉をいただき、わたしが診断を受け公的支援へとつながる道を切り開いてくださいました。
鈴木氏の惜しみないご支援とご助言により、わたしは今まで支援を受けながら生き延びることができました。その存在は、「命の恩人」とも言うべきものであり、鈴木氏が示された温かい志と誠実な姿勢は、今後もわたくしの活動の根底となり、未来へと確実に受け継いでまいります。
突然の訃報に接し、深い悲しみとともに、心よりの感謝と追悼の意を表するとともに、鈴木俊行氏のご冥福をお祈り申し上げます。
みどる中高年発達障害当事者会
代表理事 山瀬健治