「みどる 中高年発達障害当事者会」発足のご挨拶
謹啓
「みどる 中高年ハッタツ当事者会」(以下、(旧)みどる)は、皆様のおかげで2017年3月12日に満3年をもって「発展的解消」となりました。
突然のご案内で驚かれる方も多いかと存じますが、事前に諸々の憶測が流れるより、直接皆様に申し上げる方がよいとの判断で、当日口頭での発表となりましたことをご容赦下さい。
以下、詳細を申し上げます。
「(旧)みどる」は発展的解消と致しますが、同時にその当事者活動を受け継ぐ2つの団体、「つむぎ 発達障害当事者会」(以下、つむぎ)および当会「みどる 中高年発達障害当事者会」(以下、(新)みどる)が発足致します。
まず、両団体ともに、正当な「(旧)みどる」の継承団体であることを強調させていただきたいと思います。
(旧)みどるを「発展的解消」と致しましたのも、名前を引き継ぐ「(新)みどる」が正統で、「つむぎ」が傍流や分派という誤解を避けるための判断です。
では、(旧)みどるの事業を2つの団体にわけるという判断になった理由のご説明を申し上げます。
唯一最大の理由は運営スタッフが増え、全員で顔合わせすることが事実上不能になり、(会則の不備もあり)組織としての意思決定が不可能になってしまったことにあります。
その対策会議そのものも日程調整できず数回流れたあとで、やっと現在の利用者さんに迷惑をかけないことを前提(=王子会場での安定開催を最優先)に、スタッフの意思疎通が容易な2~3名規模に分割するという結論になりました。
スタッフの分配は王子会場(北とぴあ)での安定開催のために、近隣スタッフとそれ以外のスタッフということになりました。
さらに、(旧)みどるの事業や資産の分配についても、実績のある事業(北とぴあでの安定開催)と地域連携は「つむぎ」に、それ以外のホームページなどの資産や「みどる」の呼称は「(新)みどる」へということで自然に決定致しました。
具体的な各団体の当面の方針としては、「つむぎ」は現在定期的に行われている月一度の王子会場での安定開催を引き継ぐと共に、既に連携のある地域団体などと協力関係を深めていき、「(新)みどる」は当面は都心部または城南地区や多摩地区での茶話会開催を中心に、茶話会開催以外の当事者会活動も視野に入れて活動を行っていく予定です。
この度の両団体の発足は、当事者活動全体として当事者会開催会場の増加など発展と考えております。
今後とも両団体は、成人発達障害者の当事者会として、スタッフの人的交流や相互支援を含め、協力・連携を行ってまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。